グループホームとは、認知症の高齢者が1ユニット9人までの家庭にいるような環境の中の施設です。自立が出来ており、共同生活を送ることに支障のない方が対象です。地域密着型サービスといって、介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らしていけるように、市町村指定の事業者が地域住民に提供するサービスです。その自治体の住民票のある住民だけが入居することができます。住民票を移してから一定期間経たなければ申し込みを受け付けません。地域密着サービスなので地域住民のみ入居できます。
入居者は介護サービス、生活支援サービスを受けながら、料理や掃除、洗濯などの家事に参加しながら共同生活を行います。集団の中でのケアとなります。入居者個々の生活を重視するものです。居室は、個室でリビング、食堂があります。
介護職員は利用者3名に対して1名以上配置。グループホームによっては、地域住民がボランティアに入るなど人員体制が厚く、入居者の自由な外出をサポートする所もあります。ただし、看護師などの医療職員の配置基準はありません。医療依存度が高いと住み続けられません。
(参考 NPO法人パオッコ 離れて暮らす親のケアを考える会)
小規模多機能型居宅介護施設は、利用者が可能な限り自立した日常生活を送れるように利用者の選択に応じて、施設への通いを中心として、短期間の宿泊や利用者の自宅への訪問を組み合わせ、家庭的な環境のもと24時間体制で日常生活上の支援や機能訓練を行うサービスです。介護保険の居宅サービスに位置付けられてます。利用定員が定められており、1つの事業所あたり25人以下の登録制になっています。1日に利用できる通所サービスの定員は15人以下、泊は9人以下です。グループホームと同じ地域密着サービスです。施設の所在地と同じ自治体に住んでいる場合に利用できます。
小規模多機能を利用する場合、他の事業所の訪問介護やデイサービス、ショートステイを利用できません。ケアプランも小規模多機能の事業所のケアマネが作成します。そのためこれまで利用していたケアマネは利用できません。1か月あたりの利用料は、要介護ごとに決められた定額料金になります。十分利用すれば割安ですが、あまり使わないと割高になります。在宅での看取り支援に加え、医療依存の高い人や退院直後の人が利用できる看護小規模多機能型居宅介護もあります。
(参考 NPO法人パオッコ 離れて暮らす親のケアを考える会)
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