秦野市パート薬剤師の転職(求人)と脂肪肝

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秦野パート薬剤師の転職求人

肝臓における脂肪貯蔵量は約5%ですが、脂肪肝とは肝臓にトリグリセリドの異常蓄積がおこった状態です。医学的には、脂肪蓄積5%超えた場合、肝臓は腫大した状態を脂肪肝といいます。光学顕微鏡的には、肝小葉の30%以上の肝細胞に脂肪化を認める病態です。

臨床の現場で、脂肪肝の診断には超音波による画像診断がされます。逸脱酵素という肝細胞に含まれている酵素が、肝細胞の破壊によって血液中に放出され、正常値よりも少し上昇します。また、コリンエステラーゼという酵素の活性が増加します。

 

脂肪肝と診断される場合、肝重量40~50%が脂質になってます。従来、過栄養性脂肪肝は肝硬変まで発展することはありません。近年アルコールを飲まない肥満患者にアルコール性脂肪性肝炎から肝硬変になることが報告されています。

 

脂肪肝の原因

非アルコール性
1.肥満
2.糖尿病
3.脂質異常
4.ホルモン剤の副作用

アルコール性
アルコールの過飲

 

脂肪肝の分類
①過栄養性脂肪肝
生活習慣病である脂肪肝として最も頻度が高く、食事療法によって確実に治癒できます。暴飲暴食と運動不足によって生じるため、肥満の患者が多いです。自覚症状がまったくなく、ALT(GPT)、AST(GOT)といったトランスアミナーゼの上昇もないこともあります。
入院治療が必要なことは、殆どありません。多くは、外来治療となります。食事と運動療法で治療します。

過栄養性脂肪肝の食事療法
低エネルギー食おし、脂肪の燃焼と体重減少をはかり、同時に運動を併用します。脂質制限はあまり必要ありません。なぜなら脂質は消化に時間がかかりますが、100%近く消化、吸収され、空腹感を予防できるため、エネルギー制限されていれば、摂取した脂肪が肝細胞に蓄積する
心配はありません。このためエネルギー比から見て比較的高脂質とし、多価不飽和脂肪酸を多く含む油脂類の使用をします。

②過栄養性脂肪肝以外の脂肪肝
低栄養性脂肪肝、食事摂取が少ないうえにアルコールの飲みすぎのアルコール性脂肪肝では、入院治療が必要です。

過栄養性脂肪肝の食事療法の原則
1.脂肪、糖質を摂りすぎない
脂肪を多く含む食品や料理は高エネルギーですので、余分なエネルギーが脂肪として蓄積しやすい。缶コーヒー、ジュースは糖分が多く、肝臓でトリグリセリドに合成されます。

2.ビタミン・植物繊維
糖質の代謝を促すビタミンB1や脂質の代謝を促すビタミンB2、肝細胞の再生を促進するビタミンB12は十分に摂取します。また、植物繊維は腸からの脂肪の吸収を遅らせる働きがあります。

3.アルコールを制限
アルコールは炭素、水素、酸素の化合物であり構成元素は脂質とまったく同じです。このため過度な飲酒は脂質の体内合成を促成し、脂肪肝の原因となります。

4.休肝日
週2日の休肝日を設ける

 

脂肪肝と合併症
脂肪肝自体が生活習慣病ですが、次の生活習慣病を併発します。

1.高血圧症
2.脂質異常
3.糖尿病

それにより、動脈硬化が進み、心筋梗塞、脳梗塞などの病気を引き起こす。

 

 

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